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芝居を見に行って、明るいうちから飲んで、その帰り道で
「そういえばタバコを飲み屋に忘れてきてしまったなぁ、もったいねぇ…。 あ、そうだ。これを縦書きにでもして日記に書くかぁ」 なんてことを考えながら、私は自宅の鍵を開けた。 外の空気も大概だが、部屋の空気がこもって蒸し暑い。 (とりあえず着替えよう) そう思った私はバッグを下ろした私はいつものように部屋を見渡した。 部屋に入ったらまずする癖のようなものだ。 だが私は360度部屋を見渡そうとして出来なかった。 汗が吹き出る 暑さのせいではない 「マジかよ・・・!」 それが呟きだったのか絶叫だったのか今となっては永遠に謎のままだ あのときの感情はどういったものだったろうか? 恐怖 絶望 憤怒 どれかでもあり、どれでもなかった気がする。 そうして私は絶叫した。 まるで鋼鉄ジーグのように。 それからのことはよく覚えていない ただ疲れきっていた。 右手にはゴキジェットの冷たさだけが残っていた。 たむら PR |
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