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松本です
体重を量ったら、3キロ痩せていた。なぜ?今やっているバイトを始めて3週間。一週間に1キロ痩せている計算なのか? 肉体労働ではない。ってことは、ストレスってことですか? ま。間違いないけどね。今までで最悪な環境の職場だよ。前にも言ったかな?俺がいかれているのは分かっているけど、あそこで働いている人達はよく平気だよ。俺には理解できないね。 そこであと6週間働かなくちゃならない。その前にクビになるだろうし、それを望んではいるが、あと6キロ痩せるのかと思うと、頑張りたいね。 どうやら今週は、BSでアクターズ・スタジオ・インタビューが、月~木までやっていたようだ。 なぜもっと早く気づかなかった・・・!! たまたま気がついたのだが、その時のゲストを見る事ができたのは不幸中の幸い。 ちなみにどんな番組かというと、アメリカの名門演劇学校、アクターズ・スタジオ出身のハリウッド俳優が、生徒の前で司会と対談する番組。 ショーン・ペン。ダスティン・ホフマン。トム・ハンクス。トム・クルーズ。ミシェル・ファイファー。挙げたらきりが無い。 で、俺が運よく見る事が出来たゲストは、 「色あせた金髪の男が気になるのはなぜ?答えは一つです。ミッキー・ローク」 この言葉は二年前、「レスラー」でアカデミー主演男優賞にノミネートされたときに、ベン・キングズレーに紹介されたときの言葉です。受賞したのは私が崇拝するショーン・ペンだったが、個人的にはミッキー・ロークだと思った。 まあ、それはそれ。 とにかく衝撃の人物だった。その「レスラー」で始めて見たのだが、あの時の衝撃は忘れない。メンバーの田村さんと、わざわざ品川まで観にいったっけな。 今までいろんなゲストを見て来たが、番組中煙草を吸いながら対談したのはショーン・ペンとミッキー・ロークだけだ。ただし、ロークはずっとスパスパやっていた。 司会者のジェームス・リプトンから、トークの資料を奪おうとしたのは彼が初めてだろうし、ジェームスに「アホめ」と言われたゲストも初めてだろう(もちろんお互い冗談でだ)。 ただし、ゲストの生い立ちを聞いて、あそこまで感動したのも(もしかしたら私だけではないかも)彼が初めてだ。 普通、出演作品を順に追ってトークしていくのに、彼に限っては、その人生の出来事ばかりだった。 一番涙した話は、彼が最も勇敢な男は弟だという(一番大切な存在だったようだ)。その弟が病院で寝ているところへ彼が来ると、医者が「本当ならもう数日前に亡くなってもおかしくなかった。何が言いたいか分かるか?」 うなずいたロークが弟に別れの言葉を言うと、その30秒後に亡くなったという。 なんという奇跡だ。きっと弟にとっても、兄が一番大切な存在だったのだろう。 送ってきた人生はものすごく酷いものだったが、レスラーと共に復活したことも奇跡的だ。とにかく無作法でバイオレンスな男だが、とても魅力的な男だ。 しかし、貫禄がありすぎて怖い。最後に生徒の質問に答えるコーナーがあるのだが、生徒が完全に圧倒されて、ビビリすぎて震えながら質問してた。怖すぎてこっちまで緊張した。 お金が入ったら、彼の芝居を追うことにしよう。 PR |
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