忍者ブログ
  • 2024.04
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • 31
  • 2024.06
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【2024/05/09 08:20 】 |
台風の切れっ端
今朝のこと。
早くもホームに頭を突っ込んでいる電車に乗るべく、エスカレーターへと急ぐ。
登ろうとすると、鉄板が濡れているせいか、足をとられそうになる。

(雨の鉄板は危ねぇからなぁ)

と慎重にエスカレーターを踏破した。
電車はもはや、ホームに全身を預けている。
ぐっと踏み込む瞬間に、私は地べたに叩きつけられた。

点字ブロックだ。
黄色い、凹凸のあるあれが、濡れていたのだ。
予想外の罠に、とっさの対処もままならず、右半身の痛みは鈍い。
唯一、1人だけ声をかけてくれた方に声ならぬ礼を述べ、一本遅い電車に乗り込む。
車内では、大雨を理由にした遅延について放送を流している。
痛む身体を気遣いながら、出勤する。

夜。
残業を終え、帰宅の途に着く。
この時間に職場を出なければ、バスがなくなる。
名残惜しそうにこちらを見つめる書類の山を尻目に、去る。

(どうせなら、女に見送られたいもんだ)

などと、建物を出ると叩きつけるような雨である。
道路はすっかり水溜まりである。
今朝の記憶もあり、最大限、気をつけながら駅に向かう。
傘など役に立たず、すっかり濡れ鼠である。
一息ついて、ホームに登り顔を上げた。

雨は、止んでいた。
PR
【2011/09/01 20:40 】 | 雑記 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
<<ぐさり | ホーム | 恵比寿~それはちょっと>>
有り難いご意見
貴重なご意見の投稿














虎カムバック
トラックバックURL

<<前ページ | ホーム | 次ページ>>