んで、そんな帰路。
今日は夜に飲みに行くのだが、飲み会まで2時間半。
だいぶ時間がある上に、腹も空いているので、手っ取り早く立ち食い蕎麦屋へ入る。
「加賀金時かき揚げ」なる単語に惹かれ、ボタンを押す。
食券をカウンターに出し、しばし待つ。
「へいっ!かき揚げ蕎麦お待ちっ!!」
大将が声をかけるが誰も動く気配がない。
(…?私のことか?あれ、金時は…?)
疑問符で頭を埋めつつ、カウンターへと足を運ぶ。
私「あの、金時…」
店「えっ!!あ…(小声で)金時は先ほど出したんですが、あれ、あちらのお客さんが持って行っちゃったようです」
大将が目で示す先で、私の一つ前に食券を出し「かき揚げ蕎麦」を頼んだおっさんが蕎麦をすすっていやがる。
店「すみません。そしたら、いますぐ金時乗せてよろしいでしょうか?」
私「へぇ、お願いします」
と受け答えすると、目の前にあるかき揚げ蕎麦に金時かき揚げが乗っかる。
「いますぐ」ってそういうことか!!
某ピエロ野郎の店で出る「ダブルなんたらバーガー」のような状態。
名付けるなら「かき揚げ蕎麦の金時かき揚げ盛り」。
大将はにこやかに「へい、お待ち!!」と差し出す。
うん。
まぁ、2時間半あるし、消化できる……よね?
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