人を力づくで密室に長時間閉じ込めることを、「カンヅメにする」という
。窮屈なさまを缶詰に喩えた表現だが、通常はカタカナ表記で「カンヅメ」と書 く。これは、「作家を旅館の一室に押し込める」を「食品を缶に詰める」に引っ掛けて「館詰め」と言い表したのが、そもそもの語源であるからという。
意味は:
1 原稿の催促から逃げ回る作家を、編集者が旅館やホテルの一室などに半ば強制的に滞在させて、雑念のない状態で執筆に専念させること。
2 何らかの要求を掲げた一団の活動家や群衆などが、当該問題の責任者を一室に閉じ込めたり、その事務所や住居を包囲したりして交渉し、力づくで要求を飲ませようとすること。
3 狭い場所に多人数が押し込まれること。
1は編集者の「伝家の宝刀」で、今日でも出版界ではよく使われる手段。過去に苦い経験をしたことがあることから、「缶詰は見るのも食べるのも嫌だ」という作家やコラムニストも少なくないという。
2は学園紛争や安保闘争がたけなわの1960年代から1970年代>の初め頃まで頻繁に起きて、紙面を賑わせた。一例として林健太郎監禁事件がある。ただし、「カンヅメ」と言った場合、そのニュアンスは監禁に比べて穏当で、一般に首謀者から被害者に対する暴力や虐待はなく、人質救出作戦や警察権の導入による事件の解決もない。最終的には双方に流血を見ることなく、被害者側が「解放」され、首謀者側が「解散」する形で幕を下ろすことが通常である。
3は、乗り物での移動中に長時間の停止があった場合を指して使われることが多い(ニュースなどでは「新幹線大雪停止、車内に6時間缶詰」などと使われる)。
wiki様々だね。
やったねうばちゃん!作業が増えるよ!
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